絹の道2019/10/03

最近は仕事しながら毎日何度もDVDを観る
今はシルクロードの全巻
自宅の大金投資のコレクション
相当な量になった
所有する事に価値がある
何度も観ることが大事だからだ
製作に費やしたお金と思考の結集
それは直ぐには見えて来ない
映画作品なども同じ事が言える

最近はお陰で頭の中では常に
ユーラシア大陸を人々が移動する
三千年幅の千夜一夜
これ程ダイナミックなものはない
ニンマリとものの考え方も成長する

表現の不自由展が再開するのだそうだ
そもそも一体何にケチが付いたのか
要は短絡的な人々が殆どになった
結果論的にそういう事だろう
タイトルや表現物の奥底にある
本当の想いに誰も気付かなくなった
末恐ろしいゾンビ様の人が増えた
貧弱な想像力では理解に至らないのだ
これではこの一例の
本物の慰安婦オブジェが持つ
本当の悲しみも理解出来ないだろう
無機物のあの形の無言の像の設置という
裏の意味が聴こえない
騒ぎ立ててアレルギー反応を起こす人々の
端的に言えば国家としても「負け」だと思う
「してやったり」されてしまったとも言える
色々見えてくると悠久の昔から
どうもそうらしいけれど(笑)

VRだSNSだと振り回されているうちに
人の思考が退化してしまった
FBやグーグルやAMAZONなど
それらの企業戦略は想定内か
それとも想定外だったのか
40年余り前のSF作家の危惧
見事に現実のものになってしまった
そう考えると
その事の方が寒気が走る衝撃だ
何とも人類は悲しく愚かな生物集団なのか
絹の道は殆どが砂漠の彼方になった
砂塵吹き荒れる荒野に佇む墓標
DVDはシリアスに現実を映し出している

その国の友人に
現地に行ってみたことがあるかと聞いた
そんなの興味がないと言った
食料など準備して数日かかるだろうと
今は此処での金儲けの方が大事さと
昔の交易路はもう
時代遅れのただの遺物
風に吹かれて
なんていう歌もあったな
さあ仕事だ